2003.10-12




 
 
光の中を歩んでいくために (2003年12月31日)

 谷口美砂子様
 
 メールを有り難うございました。いつも多くの本と親しみながら、真摯に学んでおられる姿勢に感銘を覚えます。

 真理を捉えて書かれた本は、結局は、どの本を読んでも、言わんとするところは同じであるはずですが、それを確認するためにまた、別の本を読む。それの繰り返しが、私たちの学びといえるのかもしれません。そして、人間は、肉体に霊を伴った存在ではなくて、肉体を持った霊であることを魂の奥底で理解できたとき、
私たちは光の中を歩んでいることになるのでしょう。

 これからも希望をもって、多くの方々といっしょに、真理の光を目指して学んでいきたいと思います。
 







 
自分の生き方を広げていく (2003年12月30日)


 武本先生
 
 例年ですとあわただしく過ごしている年末ですが、今年はのんびりとした日々を過ごしております。
 
 先生のホームページを拝見し、更新されている「学びの栞」を目にして、何だか私自身の心の中を見抜かれているかのようなタイトルに、思わずどきっとしてしまう日もあります。この内容を読みながら涙がこぼれた日もありました。
 
 この「学びの栞」に書かれている本のうち何冊かは、私も数年前に読みました。五井昌久氏の「神と人間」は、五年前位でしょうか、夢中になって何回も読みました。中村天風氏の「運命を拓く」も、夢中になってしまった本です。この本を読み終わった後、護国寺の天風会館を訪ねて天風氏の著書とテープを購入してきました。本棚を眺めていると、どのような思いの時にこの本を読んでいたのだろうかと考えることがあります。一冊の本が何冊もの本へと広がっていったり、本との出会いが自分の生き方を広げていってくれたり。やはり素晴らしいものですね。
 
 お正月には「歎異抄」を読んでみようかなと考えております。今まで、このような本はじっくりと読んだことはないのですが、原典・現代訳・解説が書かれているので、ゆっくりとした時間のある今にはぴったりかと思います。それと、もう一冊。M・マクドナルド・ベイン「心身の神癒」霞ヶ関書房(すてきな出版社です)。六年位前に購入したのですが、あの頃難しくて読めませんでした。しかし今、再び開いてみて、少しづつ読んでみたいと思います。
 
 昨日、「学びの栞」に書かれていたアイヴァン・クック「コナン・ドイル 人類へのスーパーメッセージ」の259ページを開いて読み始めましたら、とまらなくなりました。以前読んでいるはずなのに私の記憶には余り残っていません。今これほど興味を引きつけられるのにも、今読むべき本だったんだと思います。
 
 「学びの栞」は私の学びの教師かもしれません。学びのきっかけを頂けることを非常に感謝しております。穏やかな気持ちでこのような言葉を述べられる自分の存在があるということにも感謝したいと思います。
 
 溝口祭典の佐々木さん、ホームページのリニューアルご苦労様です。

   谷口美砂子







 いのちの真実に目覚めるために (2003年12月24日)
 

 村山千歳様

 霊界のお母さんからのメッセージを受け取ることが出来てよかったですね。私にも経験がありますが、たとえ一言であっても、本当に霊界の家族からのことばなのであれば、それは大変なことで、大きな救いであったような気がしたことを覚えています。

 もとより、霊能者といえども、何でも出来るわけではありませんから、面接に臨んでも、意に添わない結果しか出ないこともいくらでもあるかもしれません。私自身、ロンドンの大英心霊協会へ行くまでは、日本で、結果的に「意の添わない」「霊言」を何度も受けてきたことがあります。

 この間、キース・ホールさんと再会したとき、別れ際にちょっと雑談めいた話をしたのですが、その時も、キースさんは、霊界からのメッセージを受け取るためには、面接を受けに来る人のこころが開いていることが非常に大切だと言っていました。こころが開いていなければ、「メッセージが届かない」のだそうです。私はいつも、面接を受ける前には、こころを落ち着けて、少し黙想をするように心がけています。

 ともあれ、「これから前向きに生きていけそうです」と書かれているのを拝見して、たいへん嬉しく思いました。迷信や単なる便法ではなく、いのちの真実を知るということが、なによりも大きな生きる力になっていきます。霊界のお母さんに喜んでいただけるためにも、これからもどうか、「真実」を目指して着実な歩みを続けていかれるよう、お祈りしています。








 霊界の母からのメッセージ (2003年12月23日)

 武本先生

 覚えていらっしゃるかわかりませんが、その節はお世話になりました。以前アドバイス頂きました村山です。

 先日、IISのセッションを受けさせていただきました。セッションの半分位までは母の事は触れられず、母が生きていると思われていた様です。話の流れから後半母の事になり、確かに「これは母の言葉だ」と思うものが、たびたびあり、とても嬉しく思いました。そのときのボイスレコーダーは私の宝物です。

 セッションをうけるまで、私は人間として生きていくことは辛いことだと思っていました。けれど 「人生はどんどん良くなる、来年はもっと良くなる。そう思ってこれから生きていきなさい」。「いつかかならず会える。間違いない」と母からメッセージをうけ、これから前向きに生きていけそうです。

 本当にキース・ホールさん、金城さんにお会いできたことが嬉しく、感謝しています。そして、このような機会を与えて下さった武本先生、本当に有難うございました。

  村山千歳







 こころ温まる霊界との交流 (2003年12月22日)


 瀬野彩子様

 I I S のワークショップのことで、たいへん貴重なメールをいただきまして有り難うございました。

 キースさんからの個人面接の時間に、逆に、キースさん側の三歳くらいの男の子と若いお母さんからのメッセージをキースさんに伝えてあげたというあなたの霊能力に敬服しております。「大空の会」に招かれてセミナーの講師などを務めてきましたが、私こそあなたから、私の家族のことなどを含めて、いろいろと教えられてきました。

 これも必然的な巡り合わせということになるのでしょうか、その巡り合わせを大切にしながら、「大空の会」の皆さんといっしょに、これからも希望を持って、学びの道を歩んでいきたいと思っています。貴重なメールをいただきましたことを重ねて厚くお礼申し上げます。







  霊界と交流した感動のひととき (2003年12月20日)

  先日、大英心霊協会のワークショップがありましたが、武本先生も天国のご家族とすばらしい出会いをなさったそうですね。「大空の会」の人達も何人も行きましたが、皆さん、感動してます。ありがとうございました。 私もキース・ホールさんに会えて良かったです。

 私は、3歳くらいの男の子の霊がちょこちょこしてるのを見ていました。それは、キースさん側の霊でした。彼に伝えるとそういう霊がいるとのことでした。またその男の子の右隣に少し長めの栗色っぽい髪の若い女の人の霊がいました。その人は男の子にとても深い愛情をもっていましたので、男の子のお母さんだとわかりました。それもキースさんに伝えると、そういう人もいてやはり男の子のお母さんだそうです。

 その二人がキースさんに何を伝えてるかと聞かれたので、私は少し二人をじっと見てから、「二人は、キースさんに『愛してます』と、言ってます」と、伝えました。キースさんは、「それはとても重要な意味があります。私にはよくわかります・・・」と、ちょっと興奮気味におっしゃってました。 そして、「私は、二人の死に間に合いませんでしたから。」
 
 また、キースさんの指導霊もいらしたので、キースさんに、「キースさんが、こっちに行こうとしたらこっちはだめ、あっちに行こうとしたらあっちはだめと言って、キースさんをいい方向に行かせようとしている指導霊ですね」と、言うとキースさんは、「それは、私といつも闘っている指導霊です」と、おっしゃいました。

 私もたまに指導霊の言うことをきかないで、後で痛いゲンコツをもらうことがあるんですけど、これは周りにはちっとも理解されません。「どうしてちゃんと指導霊の言うことをきかないの」な〜んて言われます。でも、キースさんのような方でもそういうことあるんですね。ちょっとホッとしました。

 それから、私の天国の息子のことや祖父母のことを言ってくれましたが、私が昔飼っていた犬が私と娘を守ってくれているそうです。家に帰って犬のところをテープで聞いていたら、プラモデルで遊んでいた娘(5歳)がいきなり「ライオン」と、言います。「え?」「今、誰かが『ライオン』って言ったよ」だそうです。その犬の名前は、ライオン号でした。略してライオンとかライとか呼んでいましたが。でも主人にもその犬のことは話したことはありませんでしたから、娘が知るはずがありません。キースさんのおっしゃる通り犬が守ってくれていて、その時もそばにいて自分の名前を名乗ったのかもしれません。

 キースさんも言ってましたが、娘は霊能者だそうです。彼女は自分の過去世、中間世、胎内を言います。だから何かと心配だったのですが、彼女の人生は普通だそうです。今回最も嬉しかったのは娘の人生が普通と言って頂けたことでした。

 思えば、それらはとても不思議な空間でした。またとてもすばらしい空間でした。武本先生と出会うことができて、もてた空間でした。先生、ありがとうございました。
 
                            瀬野彩子






  霊能者キース・ホール氏との再会 (2003年12月18日)

 昨日(12月17日)、I I S のワークショップへ出かけて、会場の国際文化会館でロンドンから来られたキース・ホール氏の個人セッションを受けてきました。

 ホール氏とは、2001年6月30日にロンドンの大英心霊協会で会っていますので、再会ということになります。しかし、ホール氏は私とロンドンで会ったことは全く覚えていませんでした。これは、大英心霊協会を訪れる人たちが大勢だから覚えにくいということよりも、会っている間は、ホール氏の魂が肉体を離れて霊界とつながっていますので、霊界交信の場を離れた姿で目の前の人を意識することが少ないということによるのかもしれません。
 
 事務室の広瀬洋子さんのお話では、面接室で会った一昨日の人が、翌日また質問のためにやってきても、その人のことは覚えていなかった、ということでした。その広瀬さんが、今度のワークショップでも、面接にこられた多くの方々が、面接を終えて部屋を出ていかれるときには、晴れ晴れとした顔つきに変わっている、とおっしゃっていたことが強く印象に残っています。

 私の手許には、いま、私を目の前にして霊界からの情報を伝えているキース・ホール氏のことばを録音したテープが2本残っています。一昨年のロンドンの大英心霊協会で録音されたものと昨日のものとの2本です。キース氏は、今回も、私のことは何も覚えていないでいろいろと話されているわけですから、この2本のテープの内容が、互いに食い違っても、それぞれにバラバラであってもいいようなものですが、不思議にこれらの2本のテープには、私の家族について同じようなことが、かなり正確に矛盾なく述べられています。

 新しい情報もいくつかありました。昨日のテープでは、私たち家族4人が1973年12月から、1975年1月にかけて過ごしたアメリカ生活の思い出を懐かしむ妻のことばなどがあります。夏休みには、アメリカからヨーロッパへ渡り、レンタカーでいろいろな国々を見てまわったのですが、当時小学生であった長男が、スイスのルツェルンで、貯めていた小遣いで買った腕時計のことなどにも触れられていました。

 私は、このような霊界からのメッセージを何度も受け取ってきて慣れていますが、それでも、次元を越えて送られてくる情報であるだけに、受け取るたびに厳粛な気持ちになり、深い感動を抑えることが出来ません。これらの2本のテープについても、これから、何度か聞きなおしながら、私の学びのために役立たせていきたいと思っています。






  霊界のお子さんたちも「参加」したセミナー (2003年12月13日)

 瀬野彩子様

 11日の日には、また「大空の会」で貴重な機会を与えてくださって有り難うございました。
 いつも、「大空の会」を明るく、意欲的に運営しておられる熱意に敬服させられてい ます。今回も、霊界におられるお子さんたちのほか、私の妻・富子もあの会場に来ていたとお伺いして、感動を覚えました。
 このようなセミナーは、会員の皆様だけではなく、私自身にとってもいろいろと勉強になります。改めて厚くお礼申し上げます。






 「大空の会」セミナーが終わって (2003年12月12日)

  昨日は、すばらしいセミナーを頂き、ありがとうございました。
 本当に感銘いたしました。
 あの後、忘年会でしたが、皆さんの感想は、
 「武本先生は、パワーアップしてて本当に輝いていらっしゃる。」
 「主人にも武本先生を見て欲しかったけど、仕事があるから。」
 「あの素晴らしさは、他にはない。今日来て本当に良かった。」
 等々・・・。
 忘年会は、先生の話でいっぱいでした。おかげで、とても楽しい忘年会になりました。
 こちらの世界も向こうの世界も喜んでいます。
 本当に、ありがとうございました。

                              瀬野彩子
        




 わが子が天国へ迎えられる幸せ (2003年12月12日)

 お子さんを亡くされたSさんが、ご自分のホームページに書かれたつぎのようなことばがあります。いまはこれを書き直しておられるということですが、ご本人のご了解を得て、昨日の「大空の会」セミナーで出席者の方々に紹介させていただきました。
 つぎのようなことばです。

 子どもを亡くすことは、決してお気の毒なことでも不幸なことでもありません。亡くなった子どもは神様に近い高いたましいなので、この私に「無限の光に抱かれる安心」を教えてくれるために、私の子どもとして産まれ、短い命で死にました。今では愛に満ちた天国から苦しみの多い人間界の私を心配して、あの手この手で私を助けてくれています。
 子どもが亡くなることは、親より子どもの方が立派すぎて、飛び級で天国に迎えられるという祝福すべきことだと思っています。だからとっても幸せで、感謝の気持ちでいっぱいです。





 「一粒の麦」 が実を結ぶために (2003年12月1日)

 この新しいデザインに修正されたホームページでは、私の家族の、生から死へ、そして、死から生への道程を、断片的ではありますが、ありのまま辿れるようにしました。私自身もまた、このように、生から来るべき死へ、そして、その死から生へと、永遠の道のりを生きていく過程にあります。

 私がこういう自分の姿を意識出来るようになるまでには、数十年の歳月が流れました。このなかでも取り上げているような、霊界からの妻や長男の助力がなければ、おそらく、五濁悪世の無明のしがらみのなかで、いまでも、生きる意味も分からず、死ぬことがどういうことかもわからず、ただの惰性だけで生きていく人生であったかもしれません。いまの私には、これも事件後の手記などで一部さらけ出しているような、悲嘆と絶望はありませんが、それにしても、随分長い間、盲目の彷徨を続けてきたものだと、省みて、忸怩たる思いがいたします。

 「一粒の麦もし地に落ちて死なずにあらば、ただひとつにてあらん。もし死なば、多くの実を結ぶべし。」 このヨハネ12:24 のことばは、私がまだ高校生であった頃から、妙に深く頭に残っていて、いまでもここだけは、この古い文体のまま覚えているのですが、私にとっては、妻と長男は、まさにこの「一粒の麦」でした。願わくは、この一粒の麦が、私を通して、さらに少しでも多くの実を結ぶことになりますように、と祈りたい気持ちが私には強くあります。

 このホームページで取り上げているような私の妻と長男の生きてきた姿や私自身の生き方を、どうか、皆さんの視野を拓くための踏み台にしてください。そのうえで、皆さんのこれからのものの見方や人生への取り組みに、私たちの残した足跡がなんらかのお役に立つことが出来るのであれば、たいへん嬉しく有り難いことだと思っています。





  ホームページのデザインの変更について (2003年11月16日)

 現在、このホームページのデザインを変更して、内容を新しく編成し直す作業が続けられています。

 (株)溝口祭典の佐々木薫さんの全面的なご尽力のお陰で、近いうちに、新しいデザインのホームページを公開できる運びになりました。このホームページに関心をもってくださる方々に、これからの学びの上でも、少しでもお役に立つことが出来れば、と念願しております。






 吉永さんのメールで確認できたこと (2003年11月11日)

 武本先生

 早速メールを頂き恐縮です。

 娘の事を視て下さった霊能者さんが、私共のご先祖で幼くして亡くなった方には「しばらくの間牛乳を差し上げて、お菓子等も皆さんが食べる時一緒に食べるように声をかけて上げて下さいね(気持ちだけでも良いのですよ)。そしてお買い物に行く時も、自分の子供さんを一緒に連れて行くような想いで出かけて下さいね」 とお話し下さっていたのですが、吉永さんのメールを拝読してその意味が判りました。

 又、「沢山愛情をかけて差し上げると小さな子供さんがどんどん大きくなって、納得されると光の世界に帰って行かれるのよ」 ともお話し下さったのです。霊能者さんがいろいろ教えて下さった事の意味が、後になって、本や、お話し、又このようなメールで確認できるのはなんだかとても嬉しい事です。

 武本先生、吉永さん、本当に有難うございました。

                            八王子市 K







  第3回 「生と死を考える会」 について
(2003年11月11日)

  私がボランティアとして講師を務めている「生と死を考える会」の第3回目は、下記の通り開かれます。

                  記

 日時: 12月14日(日) 午後3時〜4時半
 場所: (株)溝口祭典

*初めての方を対象にしています。
*定員約10名。
*参加費は一切無料です。
*希望される方には終了後個別相談にも応じていますが、これは専門的なカウンセリングとしてではなくて、家族を亡くした悲嘆の経験をもつ者からのささやかな助言というふうにお受け止め下さい。

 お電話でのお申し込みは、溝口祭典: 0426(42)0921 担当:伊藤(恵)さん・佐々木さんまで。
 (ホームページ) 
http://www.mizoguchi-saiten.co.jp






 悲嘆の底から「笑いのあふれる生活」へ
 (2003年11月11日)

 吉永裕子様

 11月3日のメールに続いて、天国の一成ちゃんのことを再度お知らせいただき有り難うございました。「気が狂ってしまうのではないか」と思えるほどの悲しみから、「笑いのあふれる生活」までのお話には、本当にこころを癒され、何度か読み返しながらも感動を抑えることができません。

 一成ちゃんの面倒を見てくださっている方は、おそらく、霊界の指導霊集団のうちの一成ちゃん担当者の方だと思いますが、「保護者懇談」をすることができて、よかったですね。天国のお話もいろいろとしてくださって、いままで学んできたこととも重ね合わせて、私たちも納得させられます。赤ちゃんをだっこしている人を見るのがつらくて、家に閉じこもっておられたあなたが、「保護者懇談」のあとでは、積極的に一成ちゃんといっしょの楽しい生活を送るようになられたご様子は、お子さんを亡くされている多くの方々にも、大きな励みになることと思われます。

 天国の一成ちゃんを中心に、ご主人やおじいちゃん、おばあちゃんを含めて、笑いのあふれた生活を送っておられる一家団らんの幸せなご家族から、私たちもまた多くのことを学ばせていただいていることを付け加えて、あらためて、この度のメールに厚くお礼を申し上げます。




   

 天国のわが子と対話して笑いのあふれる生活
 (2003年11月10日)

 こんにちは。山口県の吉永です。先生のホームページに私たちの事を載せていただいてありがとうございました。また、私たち親子の対話(おしゃべり)に興味を持っていただいて本当にうれしくおもいます。

 我が家の長男、一成(いっせい)が病気と闘い、そして天国へ帰っていった時、自分でも自分の気が狂ってしまうのではないかと思いました。これから先、自分は生きていけるのだろうか?と不安でした。だけど、ある日天国にいる息子の姿が見えて、息子の面倒をみてくれている神様と保護者懇談?!をさせてもらいました。その時、神様がおっしゃった次のような言葉が私を立ち直らせてくれました。

 『一成くんのお母さん、天国というところは無機質なところです。楽しい事がたくさんあるところというイメージを持っている方が多いのですが違うんですよ。基本的には何もないところなのです。だけど、ご本人が「〜がしたい」と思った時には、そのものがあらわれ、自由に楽しめます。「ステーキが食べたい」と思った人の前にはステーキが出てきます。友達が欲しいと願った人の前には、素敵な友達が現れます。ゴルフがしたいと思えばゴルフ場にゴルフクラブが・・・・・・・・

 こちらの世界では主体性を持って生活できる人は、本当に毎日を楽しく過ごせます。だけど、幼い子どもたち、特に赤ちゃんはそうした主体性がまだ育っていないために、自分から〜がしたいと言えるほどの経験をしていません。それではあまりにかわいそうなので、そうした幼い子どもたちについては、そちら(私たちが今生きているこの世)の世界との行き来ができるようにしています。子どもと一番強い愛情で結びついている人を窓口として行き来させています。ですから、一成くんのお母さんには、どうか一成くんにたくさんの楽しい経験をさせてあげて欲しいのです。

 おいしい物を食べ、楽しいところに遊びに行き、一成くんに楽しい事、うれしい事がどんなことなのか、世の中にはどんなことがあるのかを教えてあげてください。そうすれば、一成くんもこちらの世界で楽しく生活できるでしょう。お子さんを亡くされる事は、お母さん方にとって本当に苦しい事ですから、おいしい物を食べたり、遊びに行ったりする気にはなれないかもしれません。しかし、それでは一成くんたちには楽しい情報がはいってきません。お母さんの側で生活する一成くんのために、どうぞ楽しい事をたくさんしてあげてください。よろしくおねがいします。』

 それまでの私は、家から出れば赤ちゃんを抱っこしている人を見なければなりません。元気な赤ちゃんを見る事は辛かったので、家から出るのも嫌になっていました。だけど、そうして私がいつも家にこもっていれば、一成に楽しい経験をさせてやれません。それでは一成の天国での生活が楽しいものにはならないことを教えられたのです。

 その日から、おいしい物を食べたり、動物園に行ったり、ドライブに出かけたり、アンパンマンのビデオを見たり、絵本を読んだりと・・・私自身が積極的に生活するようになりました。そして、主人と一成のおじいちゃん、おばあちゃんと笑いのあふれる生活をするようになりました。するとどうでしょう。楽しい事をしているときには、ちゃんと一成がそばにいる気配を感じるようになりました。一成が喜んでいる時には、一成の姿が見えるようになりました。そのうちには、一成が言葉を覚えたので、おしゃべりができるようになったのです。

 不思議な事に、一成と買い物に行き、本人が欲しがった物を買ってあげると、喜びのあまり買い物袋に入り込むらしく、とても重くなるという不思議な事が起こります。今日も、一成が欲しがったカステラを買いました。お金を払うまでは軽かったのですが、お金を払って袋に入れてもらったとたん、そのカステラがずっしりと重くなって、一緒に買い物に行った一成のおばあちゃんと大笑いしてしまいました。

 一成はすぐに、カステラを食べて口の周りがベタベタになったので、すぐに神様の所に行って拭いてもらっていました。私たちだけで一成を育てていくことはできません。一成のお世話をしてくださる神様に、身の回りのお世話はずいぶんとしていただいています。

 一成との対話もたくさんありますが、私が明るく生きていくきっかけとなった神様(私たちがそう呼んでいる)とのお話を書かせていただきました。一成から聞いた、天国の話についてはまた、書いて送らせていただきます。武本先生に私の話の部分を信じていただけただけで、私はとても幸せです。また、メールさせてください。

 長くなりまして、すみません。
                           吉永 一成の母より





  「大空の会」セミナー開催のお知らせ (2003年11月5日)

 「愛し子と共に歩む」と題して、私がボランティアとして講師を務めるセミナーが下記の通り、「大空の会」主催で開催される予定です。
 

  日時: 2003年12月11日(木)

      開場 1:00 pm  開演 2:00 pm
      質問受付  3:30〜4:00 pm
      参加費 1000円 

  場所: 東京ウィメンズプラザ 視聴覚室
        東京都渋谷区神宮前 5-53-67         
           Tel 03−5467−1711
        地下鉄表参道駅下車、B 2出口より徒歩7分
  
  主催: 大空の会 
        TEL 070-5458-7425   070−5458−0526
        メール oozoranokai@yahoo.co.jp 
        URL  http://www.geocities.co.jp/HeartLand/6408/

  *大空の会では、会場準備の都合上、電話またはメールで
     参加人数をお知らせ下さるよう呼びかけています。


 



 
多くの人々を元気づけるメール (2003年11月4日)

 吉永裕子様

 素晴らしいメールをいただきまして有り難うございました。
 
 天国のお子さんと対面したり、対話までしておられる事実をお伺いして感動しています。お子さんを亡くされて悲しみに沈んでおられる方々が、このような事実を知ってどれほど元気づけられることか、天国のお子さんは、私たちにまで幸せを運んできてくれているような気がします。
 
 いろいろと勉強して、死の意味やいのちの永続性などを理解するようになっても、やはり具体的な事例を体験して、それを真に納得できるようになれる人は、そんなに多くはおられないのかもしれません。その意味でも、このメールは貴重で、多くの人々が強い関心をお持ちのことと思います。もしお差し支えなければ、その後のお子さんとの対話の模様などを、またお聞かせいただければ、大変有り難く存じます。
 
 貴重なメールをいただきましたことを、重ねて厚くお礼申し上げます。

  






 
 天国のわが子と共に生きる幸せ (2003年11月3日)


 はじめまして。私は、山口県に住んでいます。大空の会からリンクして武本先生のホームページを知りました。愛する奥様と息子さんを突然の事故で亡くされた先生のお悲しみがどれほどのものだったか・・・・想像するのも苦しいほどです。

 私も昨年、産まれたばかりの息子が感染症にかかり、短すぎる一生を終えて天国にいきました。息子はお医者さんもびっくりされるほどの頑張りで何度も心停止をのりこえましたが、天国へいってしまいました。息子とのこれからの生活を、本当に楽しみにしていた私にとってつらすぎる現実でした。周囲の誰もが、私が立ち直れるかととても心配していました。

 ところが、息子が息を引き取ったあとから、私には不思議な事が起こりました。天国での息子の姿が見えるのです。はじめは見えるだけでしたが、ある日、息子が私の方を向いてくれていらい、お話ができるようになったのです。息子の面倒を天国で見てくださっている神様(と私たちが呼んでいる素敵なおじちゃん)ともお話ができるようになり、人の命のしくみや、息子の体ちゃんと中身ちゃんについて教えてもらい、息子が今も、体こそ無いけれども生き続けてくれていること、私の側にいつもいてくれていることが理解できるようになり、自分でも不思議なほど幸せに暮らしています。

 息子の姿は、1日に何度かは主人にも見えるようで、主人と息子との3人暮らしは、予定とは違った形で今も続いています。体のない息子は「ただいま3歳。いっせい(名前)しがらみないから、3歳。でもしがらみの歳は1歳。」と本人が言っています。

 昨年の9月に産まれた、3歳の我が子との不思議な生活の中でこれまでの価値観、人生観は大きく変わりました。周囲の誰もが驚くほど、毎日を明るく元気に楽しく暮らしています。そんな自分の不思議な体験、他の人に話しても信じてもらえないだろうなーと思っていたのですが、大空の会のホームページを拝見して、こういうことがおこったとしても不思議ではないんだなーと思い、うれしくなってしまいました。

 愛する人を亡くす悲しみ、我が子を亡くす悲しみは体験した事のない方には理解できない苦しみですが、その中で、本当の命に出会い幸せに暮らせている、今にとても感謝しています。人はそうした肉体を越えた本当の命の存在に気付きにくいですが、考えてみたら体重が5キロ減ったからといってその人の命が減ったとは言いません。体重が10キロ増えても命が増えたとは言いません。肉体は確かに人の存在を確認する上で便利ではありますが、本当の命そのものではないのだと思います。

 武本先生の奥様富子さんと、息子さん潔典君の命が今も生き続け、輝きつづけておられることを強く感じ、おもわず長いメールをしてしまいました。私事をだらだらと書きました失礼をお許しください。これから寒くなります。どうぞお風邪などひかれませんように。

                山口県   吉永 裕子






 
 奇跡の生還を果たして (2003年10月30日)

 武本先生


 先日は溝口祭典さんでの第2回「生と死を考える会」を受講させていただきまして、お礼申し上げます。

 今までの講演会と違い、小人数の中で机を並べてお話して下さる先生の姿を拝見いたしまして、より一層先生のエネルギーが伝わってまいりました。ここのところ少々曇りがちだった私の気分も、すっきりとした秋の青空に変わりました。今回のセミナーを受講させていただき、まだまだ私は迷いの多い人間だということをつくづく感じました。まだまだ学んでいくことはたくさんありますし、これからも学んでいきたいと思いました。
 
 セミナーで、先生もおっしゃっておられましたように、今回のわたしの入院という大惨事は、私にとって何かの意味をいくつか持っていると思います。この大惨事が、実は私にこれから素晴らしい生き方をあたえてくれるのではないかと考えますと、何だか楽しみです。(病院で、私のチューブだらけの姿を見せてしまった方々にはごめんなさい。) 私が救急車で運ばれたのは、武蔵野赤十字病院。この病院の名前を知ったのは、運ばれてから25日後やっと意識が戻ってからです。この病院の名前を耳にして、「ああ、亡くなった息子が私の命を助けてくれたのだ。」 と思いました。この病院は、息子が救急車で運ばれ、息を引き取った場所でもありました。きっと息子は「まだやってもらうことがあるから死ぬには早すぎると神様がおっしゃっていた。」と言って、私の側に来ていてくれたんだと思っています。
 
 意識が戻る頃のおかしな夢の話、入院生活で気がついた話、現代医学と東洋医学の治療法などについて、次回また書かせていただきます。
 
 お礼が遅くなりまして、お詫びいたします。先生のご活躍をお祈りしております。            

                                          谷口美砂子



 
 ワークショップを楽しみに (2003年10月18日)

 秋らしくなってきました。紅葉も間もなく見られることと思います。

 ワークショップの日程を先生のホームページでお知らせくださいまして、ありがとうございます。大空の会の会員達に武本先生のホームページにワークショップのことが載っていると知らせたところ、あっという間に個人セッションは満杯になり、係りの人は驚いていました。武本先生が行かれた大英心霊協会ということで、皆さんの間に信頼感と安心感があるようです。個人セッションを受けた後の皆さんの話が楽しみです。

 〈鳥類と思われる発行する飛行物体について〉も興味深く読ませて頂きました。鳥については私もずっと密かに不思議だと思っていることがあります。

 私が独身だった時のことですが、実家に父と母と私の三人で住んでいました。その日は冬の大変寒い日で、父も私も一度も外に出ずに過ごしました。外に出たのは、母がごみ捨てのため裏口から出ただけでした。私は、自分の部屋のタンスの上の方で今までしなかったガサゴソという音を聞いていました。

 その夜、居間から部屋にかえりドアを開けると、部屋の中を黒に近い色の幼鳥が部屋の中をすごいスピードで右周りにぐるぐるまわっています。私は驚いて、ドアを閉め隣の部屋に行き、どうしてここに幼鳥がいるのかと考えました。今日は、客もなく玄関ドアも窓も開けておらず(父母にも確認しました)、私の部屋と裏口は最も遠い位置で40メートルはあり、田舎の入り組んだ造りの部屋や廊下などを通ってここまで来るとは考えにくいことでした。

 でも寝るのは自分の部屋で寝たいので、勇気を出して部屋に入り窓を全開、幼鳥を外へ出してやりました。今でも、どうして幼鳥が部屋にいたのか、あのガサゴソという音は幼鳥だったのか、タンスの向こうの壁に穴など開いていないのに、と思っています。

 でも、幼鳥はかわいく何かいいことを運んできてくれた気もします。もしかしたら、武本先生の〈鳥類と思われる発行する飛行物体〉も先生に何かいいことを運んできてくれたのかもしれません。

 12月11日(木)にある大空の会での武本先生のセミナーを心楽しみにしつつ、日々の雑用を行っています。先生、どうぞお身体にお気をつけてお過ごしください。

                          瀬野彩子






  鳥類と思われる発光する飛行物体について (2003年10月12日)

 山科鳥類研究所 S

  
 頭書の件について、本日(10月7日)、電話で少しお話しいたしましたが、ご指示により、メールであらためて目撃した状況をお知らせいたします。下記の時間は、現地フィンランド時間(日本時間から -7時間)です。


 目撃日時:2003年9月29日(月) 
 (1回目)午前0時から、
(2回目)午前3時頃。

 目撃場所: バルト海上
-- スウェーデンのストックホルムから、フィンランドのヘルシンキへ向かって航行中のフェリー Gabriella 号(35,000トン)の6階客室(6444号室)の窓から。

 天 候: 曇天(どんより曇って、星一つ見えない)。洋上は漆黒の闇。波静か。

 目撃物体: 赤色に発光する鳥類と思われる飛行物体 数個。


    船からかなり離れた(おそらく100メートル以上)真っ暗闇の洋上で、ほぼ水平にかなり速いスピードで飛行しては折り返す。カモメが飛ぶようなゆったりした動きではない。たまたま、船のそばまで近づいてきたのを見たときには、一瞬、船の明かりを受けて白く見え、羽ばたいているような気がした。その時の印象で、赤色に光る飛行物体は鳥であって、体はカモメなどよりは小さく、ツバメくらいの大きさのように思えた。

 
 状況説明:
 
Gabriella号は9月28日(日)16時50分にストックホルムを出航し、予定通り、翌日、29日の朝、9時55分にヘルシンキに入港しました。ストックホルムとヘルシンキの間には、時差が1時間ありますので、航行時間は、約16時間です。私の部屋は進行方向に向かって右側にある、トイレ・シャワー付きの小さな個室で、利用者は私一人です。船室は左側にベッド、右側にソファーがあって、真ん中に幅約 50センチ、高さ約 70センチの四角い窓があります。海に面していて、甲板に出なくても海がよく見えました。


 私は、船旅は好きなほうで、船室から夜の海を眺めるという経験は、日本でも海外でも何度もあります。船室の窓から、月夜の海原を眺めたこともありますし、曇り空で、真っ暗闇の海を航行しているときには、全く何も見えないことも経験しています。しかし、今度の場合は違っていました。

9月28日から日付が変わって29日になった午前0時に、ふと目を覚ましたのですが、その時に、船室の窓のカーテンを開けてみますと、遠くの方に、赤い光がすーと流れ星のように流れていくのが見えたのです。よく見ると、それは水平に、そして、左右に素早く流れていて、流れ星でないことはすぐわかりました。しかも、それが、3本の線になったり、4本、5本の線であったりするのです。みんな、赤く光っていました。光っているから暗闇のなかでも見えたのです。私はその不思議な光景に、眼を凝らして、何とかその正体を見極めようとしました。

 それらの赤い光は、それが素早く飛んでいるから赤い線に見えたのですが、船から遠く、おそらく 100メートルも 200メートルも離れていたように思えます。ずっと見続けていますと、たまに船のそばまで近づいてくる光があって、船の近くでは、船の灯りを受けたからなのでしょうか、一瞬、白く見え、そして羽ばたいていたような気がしました。それで、私は、遠くの赤く光る物体も、鳥であろうと思ったのです。

 しかし、赤色に光って飛ぶ鳥などというものは、常識で考えても、とてもあり得るとは思えません。蛍や、洞窟の中でかすかに光る苔などは、私も見たことがありますが、ツバメのような大きさであるとしても、鳥の類が光るはずがない、と何度も何度も思いました。

 真夜中の、真っ暗闇の海の上ですから、もし物体が光るとすれば、それは船からの何らかの光を反射している、と考えるのが理にかなっていると思われますが、その可能性はないように思われます。「光の明るさは距離の2乗に反比例する」ことも私の頭の片隅にはあって、何度も暗い海を眺めまわしたのですが、粛々と進んでいる真夜中の船から漏れている明かりは、船のすぐそばの波の動きをわずかに捉えているだけで、50メートルや 100メートルの、あるいは 200メートルもあるような遠方の空中の物体に届くはずがないこともすぐわかったのです。わずかに、一、二度、船に近づいてきた物体があって、それが船の明かりを受けて一瞬、白く、小さい鳥のように見えたことは、すでに述べました。

 仮に、船からサーチライトのように赤い光が放射されていて、それが遠くの空中を飛ぶ物体を赤く反射させていたと仮定しても、それが点であれば、可能かもしれませんが、赤い物体が速いスピードで左右に飛ぶおそらく数百メートルの広い範囲にわたって船から光を放射することは、通常はあり得ないことだと思われます。フランス・パリのセーヌ川の観光船バトー・ムーシュ (Bateaux-Mouches) のように、強力なライトを数十個も船の側面につけて、船の周辺を照らしているということはありますが、その場合でも、光の中で捉えられたものが鳥であれば、暗い背景のなかで白く浮かび上がるように見えるだけで、赤い線になることはないでしょう。それに、このフェリーの場合、私が漆黒の闇を眼を凝らして見ているわけですから、船から明るい光が照射されていれば、私の目にもすぐにわかるはずです。第一、それでは、漆黒の闇が闇でなくなってしまいます。

 あまりに不思議なので、私は、幻覚でも見ているのではないかと何度も思ったりしましたが、何度見直しても、やはり間違いはありません。赤い光は、断続的に、しかし、何度も何度も暗い夜空に赤い線を引きながら、左右に速い速度で直線的に飛んでいました。それが 29日の午前0時から約15分間の状況です。 

 いつまでも見ているわけにもいかず、眠らないと、旅行中の予定にも差し支えますので、私はいったんは眠りましたが、目覚ましを3時にセットして、3時に起きあがり、もう一度、窓の外を眺めました。再度、確認しておこうと思ったからです。外は相変わらず、漆黒の闇でした。そして、やはり、赤い光を発する物体が、鳥のように、しかし、左右に速い速度で飛んでいました。ちょうど流れ星が横に流れているような感じです。遠くの空を水平状に流れる赤い光の線の数はいくつか減ったような気がしました。そしてこのときは、船のそばまで飛んできたものはありませんでした。

 おそらく、高感度のフィルムでシャッターを開放にして、あのときのあの私の部屋の窓からカメラを水平方向の外に向けていたら、フィルムには何本も赤い線が間違いなく写っていたことと思われます。しかし、私のもっていたのは普通の小さなデジタル・カメラだけで、そのような記録を残すことは出来ませんでした。いま、私の頭に残っているのは、あの赤いいくつもの鮮明な光の線と、それが、決して幻覚ではなかったという、ゆるぎない確信だけです。

 私は、鳥類の専門家の方々に、念のために、そのように、真夜中の海上で、赤い光を発しながら飛ぶ鳥があるのかどうか、お伺いだけはしておかねばならないと思って、今日、お電話を差し上げたわけです。また、もし発光することはないとしても、3万5千トンの船が闇夜の中で明かりを灯して動いているのは事実ですから、蛍光反射板のように、遠くのごく微弱の光を受けてもそれを反射するような構造になっている鳥があるのかどうか(その場合でも、空中に描かれている鮮明な赤い線を説明するのは難しいと思われますが)、そのことについてもお教え下さいませんか。いずれにしても、そういう鳥は存在しないのであれば、その旨のお返事だけでもいただければ、それだけで、たいへん有り難く存じます。
  (10月7日)





 
 I I S  ワークショップの日程 について (2003年10月10日)

 
 谷口美砂子さんより、次のようなメールが寄せられました。

 12月のワークショップの日程等が届きましたので、案内書を送付いたします。私が今年の4月、大英心霊協会(SAGB)で面談したキース・ホール氏の来日の日程です。確かにロンドンでの料金に比べて、高いと思いました。しかし、ロンドンまで出かける時間・旅費、言葉の問題を考えたら、けっして高くもないのかなとも思います。今回のキース氏の面談では、金城氏(SAGB講師)が通訳をしてくださるそうです。

  病院より退院してそろそろ1ヶ月になろうとしています。今の私の日課は肩のリハビリ治療にでかけること、散歩、猫との日向ぼっこ。今までの何倍ものゆったりとした生活です。昨日、散歩の帰り道、3ヶ月ぶりに購入した本をかかえて喫茶店で飲んだコーヒーの美味しかったこと。ささやかな言葉と動きに感動を覚える毎日です。(谷口美砂子

 10月6日の「心霊研究のワークショップについて」でご紹介しました IIS は、「国際スピリチュアリズム協会」と和訳されているようです。谷口さんから送られてきた日程表によれば、大英心霊協会所属霊能者が来日して行われる東京での個人セッションは、次のようになっています。

 個人セッション(録音可能)

 1. リーディング(先祖) 30分 18,000円 担当者 キース・ホール
 2. ヒーリング       30分 18,000円 担当者 金城 寛  

 日時: 12月14日(日)、16日(火)、17日(水)  13:30〜20:30
 場所: 国際文化会館セミナー室 (港区六本木5−11−16)
 申し込み: I I S 事務室 広瀬洋子
        〒187-0001 東京都小平市大沼町2−637
        Tel & Fax     042−346−4451 (10時〜22時/月曜定休)

 個人セッションのほか、霊性開花のワークショップや霊能力のデモンストレーションなどについても、有料で参加申し込みを受け付けているようです。関心のある方は、事務室まで連絡してみてください。





  第2回 「生と死を考える会」 について
(2003年10月9日)

  私がボランティアとして講師を務めている「生と死を考える会」の第2回目は、下記の通り開かれます。

                  記

 日時: 10月18日(土) 午後3時〜4時半
 場所: (株)溝口祭典

*初めての方を対象にしています。
*定員約10名。
*参加費は一切無料です。
*希望される方には終了後個別相談にも応じていますが、これは専門的なカウンセリングとしてではなくて、家族を亡くした悲嘆の経験をもつ者からのささやかな助言というふうにお受け止め下さい。

 お電話でのお申し込みは、溝口祭典: 0426(42)0921 担当:伊藤(恵)さん・佐々木さんまで。


 


  
心霊研究のワークショップについて (2003年10月6日)

 瀬野彩子さんからのメール「大英心霊協会のワークショップにも」(6月16日)のなかで、ご要望がありましたワークショップについての情報は、今年の春、ロンドンまで行って大英心霊協会で面接を受けてこられた谷口美砂子さんからのものでした。谷口さんは、ご自分のロンドンでの体験を、本欄の「ロンドンの大英心霊協会への旅」(4月22日〜27日)に書いておられます。

 早速、谷口さんに連絡をとり、ワークショップの日程等が決まり次第、お知らせ下さるようにお願いしていましたが、その後谷口さんは、急病で入院生活を過ごされ、連絡が取れない状態が続いていました。その谷口さんから、9月13日になって、つぎのようなメールが送られてきました。

 武本先生
 9月11日に退院できました。
 7月10日、おかしな頭痛を覚え近くの脳神経外科へタクシーで向かったのは覚えているのですが、その後日赤まで救急車で運ばれ、三週間眠らされ、7月30日に手術となったのはまったくわかりません。言語障害・半身麻痺などなく8月3日には目覚めました。今でもはっきりと覚えている夢をたくさんみていました。回りの人達は非常に心配していたでしょうに、私は楽しい夢もみていました。
 長く寝ていた為の肩からの神経痛のため、来週から三鷹の整形外科でリハビリが始まります。自分だけのことを考えていける毎日は幸せです。まずは自分の身体を第一に考え、それから次のことを考えていこうと思います。このように元気に生きていられたことに感謝の気持ちでいっぱいです。
 5月2日と7月10日、年に二回誕生日ができました。(谷口美砂子


 「世の中の出来事には偶然はない」といいますが、このように谷口さんが「年に2回の誕生日」をもつことになったのも、偶然ではなかったのでしょう。私たちも、谷口さんの「感謝の気持ち」を共感したいものだと思います。

 ところで、ワークショップのことですが、10月に入って、このほど谷口さんから、日本語の「らいとわーかーず」(2003年夏号)という冊子が送られてきました。発行元は IIS(International Institute for Spiritualism) で、この団体は、ロンドンの「大英心霊協会のアソシエイトとして、2000年9月から日本における活動充実のために発足しました」と説明されています。「アソシエイト」というのは、準支部というような意味で使っているのでしょうか。会長を務めているのが金城 寛氏で、同氏は、ロンドンの大英心霊協会でも活躍している霊能者で、大英心霊協会評議員という肩書きももっています。

 この団体は、日本各地でいろいろと、霊性開花やリーディング、ヒーリングなどについての講習や個人面接なども行っていて、大英心霊協会の霊能者が来日して、応対してくれることもあるようです。ただ、どういうものか参加費などの費用がかなり高くついて、ロンドンの大英心霊協会のようには安くないのが気にかかります。いずれにせよ、関心のある方のために、この IIS のホームページをつぎにご紹介しておきたいと思います。活動内容などが詳しく説明されていますから、一度、ごらんになってみて下さい。

  http://www.rr.iij4u.or.jp/~sagb/INDEX.shtml

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2003.7〜9
2003.3〜6