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   いつのまにか消えてしまった恨みと憎しみ  (2010.06.05)


 H. A. 様

 おこころのこもったメールをいただき、有難うございました。 また、長い年月、私のホームページに親しんでくださっていることにも、厚くお礼を申し上げます。

 人を赦すということは難しいことですが、本当に大切なことですね。私は、学生時代から、マタイ伝(18:21-22)のつぎのようなことばはよく知っていました。

 そのとき、ペテロがイエスのもとにきて言った、「主よ、兄弟が私に対して罪を犯した場合、幾たびゆるさねばなりませんか。七たびまでですか」。イエスは彼に言われた、わたしは七たびまでとは言わない。七たびを七十倍するまでにしなさい。

 それから、同じマタイ伝の 「もしも、あなたがたが、人々のあやまちをゆるすならば、あなたがたの天の父も、あなたがたをゆるして下さるであろう。もし人をゆるさないならば、あなたがたの父も、あなたがたのあやまちをゆるして下さらないであろう。」(6:14-15) ということばも、よく知っていました。しかし、そういうことばがあることを知っていただけで、実際には何もわかっていなかったことを恥じています。

 大韓航空機事件で妻と長男が「犠牲」になったとき、私は悲嘆の底にありながら、それでも、真相究明活動は続けなければなりませんでした。「真相究明の会」で、多くの有能で熱心な仲間たちに助けられ、アメリカ政府の犯罪を確信するようになってからは、時の大統領レーガンを憎み、恨み、ののしりました。国務長官のシュルツ、国防長官のワインバーガーにも激しい怒りをぶつけました。この3人には、汚いことばで罵倒しながら、何度も何度も抗議文も送り続けました。新聞に投稿し、雑誌に書き、本を出し、テレビでも度々アメリカ政府の犯罪を訴えようとしました。しかし、結局、「真相究明の会」の総力で入手した明確な証拠などは取り上げてもらえず、アメリカ政府を擁護しようとする当時の風潮のなかで、「真相は霧の中」ということにされてしまって現在に至っています。

 今から考えると、真相究明活動を中断して、1991年春からロンドンに住むようになったのは天の配剤であったのかもしれません。私は、ロンドン大学に通う傍ら、何度も大英心霊協会に通い、アン・ターナーとも知り合い、霊界の実在と、生と死の真実を学ぶようになりました。特に、妻と長男が元気に生き続けていることを知ったことは、例えようもない大きな救いで、私の人生にとっても180度の転換点になりました。神を知り、宇宙の摂理が一分一厘の狂いもなく働いていることも知っているいまでは、「犠牲者」というものはなく、妻と長男を含めて、私は何一つ失ったものがないことに気がついています。私を苦しめていた犯罪者たちに対する長年の恨みや憎しみも、いつのまにか消えていました。もしかしたら、私は、人一倍恵まれているのではないかと思うこともあります。

 私は長い間、大学で教鞭をとってきましたが、学ぶべき何よりも大切なこと、そして、私が教えることが出来るとすれば何を教えるべきかということが、いまは少しはわかるようになってきました。随分、悲しみや苦しみを経て遠回りをしてしまったようですが、それでも、今生を終える前にこのような感慨をもてることに感謝しています。あなたのように、まだ若いうちに真理に触れ、さらににスピリチュアリズムの学びを深めていくというのは、私のような劣等生からみれば、うらやましい優等生ということになります。これからのロンドンでのご研鑽がどうか実り多いものでありますように、こころからお祈り申し上げます。

 たまたま、今日は、長男・潔典の48回目の誕生日にあたります。母親とともに、元気で霊界の指導者として働いているようですが、近日中に、二人の近況なども「霊界通信」のなかでお知らせ出来ると思います。こういう家族の消息にまで関心をもって読んでいただいていることに対しても、たいへん有難く、妻・冨子、長男・潔典とともに、厚くお礼を申し上げます。

 ロンドンの初夏を、どうぞお元気でお過ごしください。








  人を赦すことについてロンドンで考える   (2010.06.05)


 武本先生

 はじめてお便り差し上げます。先程、PCを立ち上げると、癌で闘病中だった友人のお父様が旅立たれたとのメールが入っていました。私は今ロンドンに住んでおり、スピリチュアルチャーチにて学んでいます。教会のメンバー達とともに、遠隔ヒーリングを送っていた方の訃報を受け、友人の悲しみには胸が痛みますが、ご本人はご家族に見守られ、平和と安らぎの中で還って行かれたことに安堵しております。

 事故や犯罪など、苦しみの中、残酷な形でこの世を離れた方達も、神の摂理から見ると不公平ではないのかもしれません。でもこの地に肉体のある私には、やはり「苦しまなかったんですね、よかった…」と思ってしまうところがあります。そしてその気持ちを大切にしたいとも思っています。

 武本先生には、今まで何度お便り差し上げようとしたことでしょう。書き始める度に、お話したいことが溢れてなんともまとまりのないメールになってしまうので(笑)、毎回、ボツにしていました。この度、ようやくメールを差し上げるきっかけとなったのは、前述の友人のお父様の訃報を知った直後に、「人の罪と償いについて」の随想を拝見したからです。

 先生の随想には毎回感慨を受けますが、今回は特に胸に響きました。人を赦すというのは、最も苛酷で、最も尊いことだと、私は思っています。本当の赦し、神の唱える意味での赦しを、もし実践することが出来たら、例え少々の過ちや道を外れた人生を送った人であっても、魂の浄化と進化は大きく進むのではないか、とさえ思います。そしてこの随想で、武本先生が説かれたことと同じ内容を、誰か他の人が述べても、果たして私は心を打たれるだろうか、とも思っています。語る人によっては、反発すら感じるかもしれません。

 語る人の人生(生き様)と言葉(内容)のバランスが取れてこそ、それを聞いた人はそこに真実や深さ、輝きを見出し、感銘を受けずにいられないのかもしれません。武本先生の体験されてきたことは、常人には想像すら及ばない苛酷極まりない試練だと思いますが、だからこそ神とともに働くメッセンジャーとしての役割に適任なのか、と思ったりしています(失礼に聞こえたらお許し下さい)。そこに思い至ると、あぁ、神の摂理は絶対的なんだな…と揺るぎないもの見せつけられる気がします。武本先生の存在そのものが、神の摂理を代弁しているように思われ、胸がいっぱいになります。

 長くなるので割愛しますが、今からおよそ5年前、私自身が深い絶望の中、打ちひしがれていた時に、武本先生のHPに出会いました。そして武本先生、潔典さん、富子さんに、再び立ち上がり生き直すきっかけを頂きました。私とスピリチュアリズムを結びつけて下さった、魂の恩人です。あの当時、まさか私がイギリスに来て、スピリチュアリズムを学ぶことになろうとは、想像すら出来ませんでした。言葉で尽くせないほど、感謝しています。ありがとうございます。毎年この時期に霊界からのメッセージが届けられますが、そろそろでしょうか。とても楽しみです。(私も時々SAGBに足を運ぶので、もしかしたらお目にかかれるかもしれませんね)

 武本先生、潔典さん、富子さん、そして出会わせて下さった神様に感謝を込めて。どうぞお身体ご自愛下さいませ。またお便りさせて下さい。

 H. A.








  会員から寄せられたセミナーについてのの感想  (2010.05.25)


 武本先生。

 おはようございます。 5月13日のセミナーについて、「大空の会」会員より寄せられた感想を、以下に送らせていただきます。

 「大空の会」瀬野彩子

          *****

 武本先生の貴重なセミナーに参加させていただき、有難うございました。
 悲嘆からの27年間の歩みをひしひしと感じ、お言葉のひとつひとつが心に響きました。「必ず会えるのに、我慢できなくてどうする!」 ほんとうですね。
 宇宙の永遠の旅路の中でのほんの束の間に立ち寄った地球、そこでの悲しみも苦しみも”宇宙的視野”からすれば、ほんの一瞬の出来事なのでしょうね。それでももがいてしまうのは、自分がエゴの塊だからなのでしょう。精一杯、エゴもうけとめつつ、必ずやって来る息子との再会の時を思い描きながら、一日一日、より善い時を過ごしていこうと思いました。
 (会員Nさん)

 武本先生、本当にすごい迫力でしたね!子供を亡くして悲しむ事は煩悩だったなんて、目からウロコです。もっと力強く生きなくちゃって改めて思わせていただきました。本当にありがとうございました。
 (会員Hさん)

 昨日は念願の武本先生のセミナーを聴く事ができ、とても有意義な日でした。武本先生は思っていたとおりの素敵な方ですね。パワフルで、暖かくて。たくさんの勇気と、生きて行く希望を頂きました。
 魂の存在を、信じるのではなく『知っている』、それは『真理』である。なんて素晴らしいんでしょう。
 今朝、目が覚めた時、娘に明るい気持ちで『おはよう!』と言う事ができました。
 (会員Nさん)

 悩んで苦しんで真理を知り子供と一体になる。究極の体験は必要だから起こっている。学びつかんで・・そして帰る・・そして再会する。シルバーバーチで学んでわかっていても、武本先生の言葉を聞くと、心にガツンときます。
 (会員Yさん)

 昨日は初めて武本先生のセミナーに参加することができました。年齢を感じさせないパワフルな方でびっくりです。お話を聞きながら沢山のパワーをもらいました。
 もうすぐ初めての命日というこの時に参加できたことを運命的に感じています。
 (会員Tさん)

 先生のお話、本当にすばらしかったです。ご縁を頂けた事に感謝しなければと、つくづく思いました。あの力強さ、説得力、先生がみずから苦しみもがいて掴んだ真理だからこそ、信頼でき、やさしさと、厳しさを感じます。(仏様の様に思えてしまいました。) ただ、こんな事が起こるまで、この世的感覚に浸りきっていた私には、まだまだ、理解できない事は、沢山ありますが。少づつ、知る事を実践していきたいと思います。
 私も先生が“悲しむ事は、愛情でも何でもない” “会えない事は寂しい事ですが、こんな一瞬を我慢できないのは、わがままです” “身体はすぐにだめになるもの(もって百年)、魂こそ永遠” などの言葉がよく心に残りました。そして、あんな悲しい亡くなり方をした娘も、魂の向上の為に起きた事だったのかなぁと、思ったりしました。
 自分もすぐだめになる身体をまとって生きている一人である事、そして悲しんでいた事がどれほど供養からかけ離れていたかを、改めて考えさせられました。共に生きるという事の実感が、少しだけ解ってきた様な気持ちです。
 でも、いままで、悲しんできた事も知るための大事な出来事だったんですよね。(これからも悲しむとは思いますが・・・それをわがままと認められる自分がいます。) まだまだ、これからの私です。
 (会員Rさん)

 大空の会でいろいろな本を読みあさっている途中なのですが、武本先生のお話は心に沁みてきます。とても楽しみでした。良かったです。幸せを感じます。なぜかうれしかったです。これから自分がどんな生き方をするのかも問われているような気もしました。
 (会員Sさん)

 武本先生のセミナーは3回目でしたが、何度聞いても勉強になります。魂は永遠ですよね。
  (会員Mさん)

 武本先生のお話、言葉の力強さ、とても励まされ、元気と生きる希望が沸いてきます。お会いする度、元気なお姿に。 また次回も・・・。よろしくお願いします。
 (会員Kさん)

 すばらしいお話でした。昨年も良かったですが今年は何倍も明るく元気になれました。仏壇の前で泣いていたって良い母親じゃないですね。もっともっと知りたくなりました。行きつ戻りつの私ですが、勉強します。
 また来年もセミナーでお話ききたいです。お願いします。そして心からありがとうございました。
 (会員Kさん)

 私は初めてセミナーを受け、言葉の一つ一つの強さに圧倒されました。
 悲しい経験をされて、もがき苦しみながら真理に辿り着くまでの苦しみたるや、大変なものであったと思います。それを、私たちに伝えてくださるありがたさ、感謝の気持ちでいっぱいです。
 知らなければ、私は辿り着けずに何年も何十年も自分を責め、苦しみ、出口のない毎日を過ごしていたと思います。ありがとうございました。そして、来年もお話を聞きたいです!
 (会員Yさん)

 武本先生のホームページを、以前から毎日拝見していました。娘を亡くして間もない頃、眠る事食べる事さえ出来ない頃、先生のホームページに辿り着き、その壮絶な体験を読ませていただきました。
 時間の経つのも忘れて、一日中読んでいました。そして、誰にも言えない思いを、先生にメールしました。すると先生は、すぐに返信をくださったのです。お忙しい身であるでしょうに、こんな私にも励ましの返信をしてくださったのです。暖かく、優しい、本当に素晴らしい方だと思いました。
 今回は先生のお話を聴くことが出来ました事を幸せに思います。先生と同じ時代に生き、同じ体験をさせて頂いたということの意味の深さを考えて、感謝して生きて行きたいと思います。
 先生、私も、もう『知って』います。あの子は、いつもすぐそばにいます。だから、悲しまずに生きて行きます。本当にありがとうございます!!
 (会員Nさん)

 武本先生のお話は二度目でした。
 昨年にもましてお元気でパワフルな、お話を聞けた事大変嬉しく、幸せでした。暖かく、優しく、力強い、凄いパワーを戴きました。自分の未熟さに言葉も無く、反省の思いを感じました。
 息子が逝ってしまう前に「きっとお母さん病気は治る」 そう言った言葉を信じ、自分の身体を大事にしながら、出会えるその日まで頑張って生きて行きたいと思いました。また、お話聞ける日を楽しみに、学んで行きたいと思っています。
 (会員Yさん)

 ちょうど1年前に息子を天界に送り、「大空の会」に入会しました。その時の掲示板には、武本先生のお話のすばらしさであふれていました。どんなお話だったんだろう、私も聞きたかった…と思っていました。今度、その機会に恵まれたことをほんとうにうれしく思いました。
 先生のお話は、次第に力強く私たちに訴えかけ、魂の存在はたしかである、そして、親としていつまでも愛を伝え、子育てをしていくこと。それは、この世で人の役に立つことをして生きていくこと。あの想像をはるかに超える苦しみを経験し、シルバーバーチのほんとうの教えを知った先生にしかできない貴重なお話をお聞きできて、大変感謝しております。
 一時の感動で終わらせないよう、息子と一緒に少しずつ学んでいきながら、自分にできることをしていきたいと思います。ありがとうございました。そして、またお会いできる日を願っております。
 (会員Mさん)

 ありがとうございました。テープを伺っていました。とても素敵な声でそのことも楽しみでした。そのままの声でした。想像以上にお若いことも嬉しかったです。お話の内容もウンウンと納得のいくことばかりでした。
 頭では解っているつもりでも体のどこかでどうしてと思う毎日です。勉強します、本当の真理に辿りつけるよう。来年もお元気でお話を伺わせて下さい、お願い致します。
 (会員Sさん)








  セミナー会場に響いた真実を伝える声 (2010.05.17)


 武本先生

 5月13日の「大空の会」では、本当に素晴らしいセミナーを有難うございます。

 先生の真実を伝える御声は、東京ウィメンズプラザ第一会議室に響きました。そして皆さんの心にも響き、天国の子どもたちにも響いていったように思いました。逝ってからまだ四十九日を迎えないお子さんも、年数のたつお子さんも、みんな先生の御声と同調していたように思えました。

 先生のセミナーは、勇気と希望を与えてくださいます。有難うございます。寒暖の差のある春ですが、どうかお身体にお気を付けてお過ごしください。

  「大空の会」 瀬野彩子









  「大空の会」 セミナーの開催について (2010.04.15)


 5月の「大空の会」(子どもを亡くした親の会)で、私のセミナーが次の要領で開催されます。

 テーマ:「愛し子の死を越えて生きる道」
  
 
 日時: 2010年5月13日 木曜日 
      3:00PM〜4:30PM  (「大空の会」の行事は1:00pm から)
 場所: 東京ウィメンズプラザ 第1会議室
       * アクセスなど詳細は左の場所をクリックしてください。

 今年のセミナーのテーマは、上記の通りですが、このような問題を取り上げる場合、やはり何よりも大切なことは、生とは何か、死とは何かを理解することでしょう。生と死は、それ自体が難問ですが、私たちはそれを避けて通ることは出来ません。そして、生と死が少しでも理解できれば、自ずから、生きる道も見えてくるのではないかと思われます。

 ただ、人それぞれに生き方も違いますし、死の受け止めかたも様々ですから、このようなテーマについて、一般論としてお話しするのはなかなか容易ではありません。結局、私はこう受け止めて、このように生きてきたというお話が中心になるかもしれません。皆さんとの認識の違いなどがあれば、いろいろとご指摘やご質問をいただき、改めて一緒に考えていくセミナーになればと思っています。

 なお、「大空の会」の広報によれば、このセミナーは一般公開で、会員以外の方々も自由に参加できるようです。関心をお持ちの方は、下記へ電話でお問い合わせください。

  NPO法人「大空の会」事務室(瀬野彩子)
   TEL : 042-562-6803









  生と死の真実を知ることだけが救いの道   (2010.02.06)


 R. S. 様

 メールを拝見しました。お嬢さんを交通事故とで亡くされてまだ日も浅いだけに、お悲しみはひとしお深いことであろうと、お察し申しあげております。それでも、シルバー・バーチを読まれて、マイナスの思考を少しでも改めようとされていることを知り、いくらかは救われる思いがしています。

 わが子の死に直面するという極限状態のなかで、悲しみにうちひしがれている親のこころを癒してくれるものがあるとすれば、それは、生と死の真実を知ること以外にはないように思われます。私たちは霊的な存在であり、霊的な存在であるが故にいのちは永遠である。そして、愛する者との再会も約束されている、ということを信じるというより知ることができれば、その時初めて、わが子の死を乗り越えて、やすらかな境地に到達できるのではないでしょうか。

 ここで大切な問題は、何によって、或いは誰によって、その真実を知ることができるのか、ということですが、生と死については、古来、数多くの聖人賢者、哲人、宗教家などがいろいろと説いてきました。無数の仏典があり、聖書があり、コーランもあります。しかし、少なくとも私にとっては、三千年前にこの地上で生きたシルバー・バーチが、現代英語で私たちに語りかけてくれる厖大な珠玉のメッセージほど、魂が揺さぶられ、こころから納得できる教えは他にはありません。その「真実」はいま奇跡のように、すぐ目の前にあります。

 たまたま、私は、明後日にこのホームページで公開予定の、シルバー・バーチが語った英語の原文を、いま訳していました。ここでそのことばを繰り返しておきますが、その意味をあなたも重く受け止めていただければと思います。

 「私たちは、理性で考えるな、ただ、信じなさい、とは決して言いません。あなた方は、神から授けられた理性を用いて、私たちを試しなさい、十分に吟味してみなさい、と言っているのです。もし私たちの言っていることに、少しでも、品性に欠け、思いやりがなく、道義に反することがあると思われたら、どうぞその時は、私たちを拒絶してください。」








   死後も魂があるのだという確信が欲しくて   (2010.02.06)


 はじめまして。

 昨年12月に、交通事故で17歳の娘を亡くしました。 元々私は、死後の世界や魂の永遠については肯定的な考えを持っておりました。 ただ、それは漠然としたものでした。 娘の死という受け入れられない現実に、死後も魂があるのだという確信が欲しくて 辿り着いたのが、武本先生のホームページでした。

 娘を想い、苦しく眠れぬ夜。 突然に襲って来る底なし沼のような悲しみ。 娘に何もしてやれなかった後悔、加害者への恨み。 学びの栞を読ませて頂いて、 そういったマイナスの思考を少しでも改めなければならないと知りました。

 娘がなぜ若くして逝かなければならなかったのか。 はじめからそう決めて産まれてきたのか。 私自身は、子供を失うという苦難を決めてこの世に来たのか。 事故というのは、何か因果によって起こったのか。今は答えはわからないけれど、 今現在の娘が、幸せな世界にいる事を思い描く努力は、したいと思っております。

  シルバーバーチの言葉のように、この悲しみは「自分が娘を見る事、触れることができない」悲しみであって、 娘自身は何も悲しんではいないのかもしれません。まだホームページの全部を読ませて頂いてはいないですが、私の今後の人生の指針として、ゆっくり読ませて頂きたいと思っております。ありがとうございます。

 R.S.








  「霊訓の原文」を取り上げるにあたって  (2010.01.29)


 「学びの栞」(A)が終わって、2月1日からは、新しく、「霊訓の原文」を取り上げることにしました。テキストに使うのは、A.W.Austenが編集したTeachings of Silver Birch です。この本は、サイキックニューズ社から発行された原書の第一巻で、日本では、1984年に、桑原啓善訳『シルバーバーチ霊言集』として潮文社から出版されています。

 近藤千雄さんは、この桑原氏の訳文は、「テキスト風にまとめられて訳し方もかなり趣きが異なる」と言っておられますが、訳文は、当然のことながら、訳者によって同じではありません。英語と日本語というのは、基本的には互いに異質の言語で、英語の原文と日本語の訳文ではどうしても「誤差」が生じますし、訳者によって、その誤差の振幅も違ってきます。だから、誤差のない形でシルバー・バーチのことばを受けとめるためには、シルバー・バーチの使った英語をそのままのかたちで、読んでいくほかはありません。ここで、あえて、「霊訓の原文」を取り上げようとするのも、そのような理由からです。

 3000年前の古代霊であるシルバー・バーチが現代英語で私たちに語りかけてきたのは、奇跡としかいいようのない事実ですが、それだけに、その貴重な真理のことばを翻訳によらないで、原文のまま吟味してみることも十分に意味があることと思われます。そこで、ここでは、特に心に沁みることばを私なりに抜き出し、それに、一般の読者の便宜をも考え、私の和訳も付け加えていくことにしました。シルバー・バーチの英語の原文に関心のある方は、決して少なくはないと思われますので、この「霊訓の原文」が、少しでもお役に立てば、とこころから願っています。








  13日からホームページの公開を続行いたします  (2010.01.13)

 パソコンの設置場所の移転が予定より早く終わりましたので、13日からホームページの公開を続行いたします。








  13日(水)まで公開を休ませていただきます   (2010.01.09)

 パソコンの設置場所を移転するため、このホームページの公開は、13日(水)まで休ませていただきます。どうぞご了承ください。14日の木曜日から、今までどおりの公開を続けます。








   新年 明けましておめでとうございます   (2010.01.01)


 私の講演会の主催者や出席者の方々のお勧めとご尽力で、2003年3月末にこのホームページを開設して以来、7年近くになろうとしています。その間、日曜日を除いてはほぼ毎日、ホームページの公開を続けてきましたが、そのためには、度々の私の留守中、溝口祭典の佐々木薫さんが代わって公開してくださるなど、多大のご尽力をいただいてまいりました。佐々木さんには、この機会に改めて厚くお礼を申しあげます。

 シルバー・バーチの教えについては、「学びの栞」(A) と「今日の言葉」などで、項目別に分類したり、内容をまとめたりする作業を続けてきましたが、「学びの栞」A はまもなく終わろうとしています。しかし、このような真理のことばは、何度も何度も繰り返して熟読玩味することが大切だと思われますので、今年も何らかの形で、このホームページでも公開を続けていきたいと考えています。

 昨年は、5月8日に20万回をヒットしましたが、その朝、東京の品川の空にかかった見事な二重の虹の写真を K.M. さんが送ってくださったことが、いまも印象に残っています。そして、今年、2010年の元旦は、227、300 からスタートすることになりました。このホームページも、K.M. さんをはじめ、毎日のように、ご覧いただいている多くの読者の方々に支えられて今日まで続けてこられたことを、読者の皆様方にも、この機会にこころからのお礼を申しあげたいと存じます。

 新しい年のはじめにあたり、どうか今年が皆様にとって佳い年でありますように、皆様のご健勝とご多幸をこころからお祈り申しあげております。




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